すべての人が快適に暮らせる住まい

家族

日本は、今や世界有数の長寿国となっています。加齢、病気、怪我などによって、身体の機能が低下すると、歩き、立ち座り、建具や設備の操作などの日常の動作が負担に感じられたり、転倒などの思わぬ事故に遭ったりする恐れがあります。

長い人生を住み慣れた住宅で安心して楽しむには、住宅も高齢期の生活に配慮し、段差の解消、手すりの設置、出入り口や通路の幅員の拡幅などのリフォームによりバリアフリー化を進めていくことが重要になります。 また、こうしたバリアフリー化された住宅は、高齢の方だけでなく、幼児や妊婦の方など様々な方の移動に優しい住宅であるといえます。

バリアフリーリフォーム

チョットした工夫で変わる快適で安全・安心な生活

玄関・ホール・階段

●手すりの設置
つかみやすく、頑丈な手すりを設置すれば、立ち座り、移動も安心。
姿勢が安定するから、次の行動がスムーズになります。

●操作性に優れ、開口部の広い玄関
軽々開閉タイプなら、大きな取っ手を押すだけ、握力や腕力が弱くなっても、ドアノブを回さなくていいので、難なく開け閉めできます。
また、開口部は車椅子などを使用することになった時のことを想定して750mm以上(800mm上が理想)を確保しておくと安心です。

●ベンチで靴の履き替え
ベンチに座ることによって転ぶことなく安定した状態で靴の履き替えることができます。
しゃがみこまなくてもいいから、年々きつくなる“あの姿勢”から解放されます。

●安全な階段
緩やかな勾配の階段なら、身体のバランスが保ちやすいので安心です。
直線階段よりも踊り場のある階段にすれば、万一の転落時にも安全性が高くなります。
段鼻の滑り止めは、踏み面とほぼ同一面で納め、また、蹴込板は必ず設け、化粧額縁で段鼻が大きく出ないようにしましょう。
手すりを左右両方に設置すればさらに安心です。

05_img001
05_img004

LDK・寝室

●安全な床
滑りにくい床材は、転倒の心配が減り、足腰が弱くなっても安心です。
また、車椅子の使用に備えて傷つきにくく、お手入れがしやすいものを選びましょう。
床暖房にすると火を使わないので、火災や一酸化炭素中毒などの心配も無安心です。

●操作性の優れたスイッチ
手のひらでも押せる大型のスイッチなら、押しやすく手先の機能が低下してもバッチリOK!
夜でも光り、スイッチの位置がひと目でわかる、ホタル機能付タイプが便利です。

●トイレ・浴室隣接のすすめ
トイレ・浴室に隣接した寝室は、移動距離が短くてラクラク。
特にトイレが隣接していれば、トイレの回数が増えても便利で安心!

●大きな窓と掃き出し窓
大きな窓は、自然光をたっぷり取り込めて、目にも優しい明るさが得られます。
掃き出し窓などがあれば、非常時に素早く避難・脱出でき「安心&安全」も確保できます。

●段差のない出入口のすすめ
廊下への出入口の段差をなくすと、つまずきの心配がなくなり安全です。
出入口が引き戸の場合は、レールが床から飛び出さないように配慮しましょう。

バリアフリーリフォーム
バリアフリーリフォーム

お風呂

●手すりの設置
つかみやすく、頑丈な手すりを適切の位置に設置すれば、浴室・浴槽の出入り、洗い場での立ち座り、姿勢保持がラクになります。
安定した姿勢が保持できるから、次の行動に安心して移れます。

●またぎやすい高さと適した大きさの浴槽
床から浴槽の縁までの高さを350~450mmを目安に設置すれば、またぎやすく安全です。
浴槽の縁に腰掛けるスペースを設けると、座ったまま浴槽内に移動できるから、より効果的。
また、浴槽内の深さが500mm程度なら、出入りがスムーズにできます。
逆に、深すぎると出入りしにくくなります。
長さは膝を曲げても、端に足が届くくらいが適当です。

●段差のない出入口
脱衣室との間の段差をなくすと、つまずくことがなくなり安全です。
有効幅が600mm以上の引き戸か、折れ戸にすれば、スムーズに出入りできます。

●滑り止め
浴槽の底面が滑りやすいと、出入りはもちろん、浸かっている時も危険です。
滑り止めを施している浴槽、または、滑り止めマットをご利用ください。万一の転倒などの事故が減り、安心してバスタイムを楽しめます。
また、床は濡れても滑りにくい仕上げの床材を選びましょう。

バリアフリーリフォーム
バリアフリーリフォーム

洗面所・トイレ

●座って使える洗面台
椅子やスツールなどに座ったまま使えるカウンタータイプの洗面台なら、歯磨き、洗面などの動作がラクになります。
また、ベンチがあれば脱衣や湯上りのとき、腰を掛けたまま動作や休憩できるので、疲れや苦痛を感じることはありません。

●広めのスペース
広めのスペースなら、将来車椅子を使うようになった時にも安心です!
車椅子で回転するには直径1.5m以上のスペースが必要です。

●明るい照明と使いやすい収納スペース
特にミラー用の照明を明るくし、顔の表情がよくわかるようにすれば、毎日の健康状態の変化をチェックできます。 自動点灯・消灯するセンサー付のものも便利で、消し忘れも防げます。
タオルや小物などの収納スペースは、手の届きやすい場所に設置しましょう。

●暖房器具設置のすすめ
暖房器具を設置すれば、他の部屋との急激な温度変化を防ぎ、万一の事故も防止します。

バリアフリーリフォーム
バリアフリーリフォーム

押入れリフォームでホームエレベーター

熊本地震でも多くの方が家屋の倒壊で犠牲になられました。

その中でも大多数の方が1階で被害にあわれています。

「無防備になりやすい就寝時は1階を避ける事も重要な防災対策!」

1階に水廻りが集中→生活拠点の為補強が大変→子供たちの独立で2階に空き部屋

でも足腰の衰えで上り下りが大変

そんな時に畳1畳の押入れスペースで設置できるホームエレベーター

2階で就寝、地震時も安心!

当社オススメのパナソニックの個人住宅専用ホームエレベータの説明はこちらをご覧下さい。

バリアフリーリフォーム